「バキ」シリーズは1991年に『週刊少年チャンピオン』で連載がスタートし、現在まで続く格闘漫画の金字塔です。
主人公・範馬刃牙が繰り広げる壮絶な闘いを中心に、個性豊かなキャラクターたちが描かれる本作は、長い歴史の中で多くのファンを魅了してきました。
しかし、シリーズが進むごとに関連作品が増え、どの順番で読めばよいか迷う方も多いのではないでしょうか?
この記事では、バキシリーズを楽しむための読む順番や、スキップしても問題ないシリーズ、各作品の見どころについて詳しく解説します。
バキシリーズをしっかり堪能したい方はぜひ参考にしてください!
バキシリーズの読む順番
バキシリーズを楽しむためには、以下の順番で読むのがおすすめです。
物語が時系列に沿って展開されるため、順番を守ることでキャラクターの成長やストーリーの流れをスムーズに理解できます。
- グラップラー刃牙(1991年~1999年)
- グラップラー刃牙 外伝(1999年)
- バキ(1999年~2005年)
- バキ特別編SAGA(2002年)
- 範馬刃牙(2006年~2012年)
- 範馬刃牙 10.5巻 外伝ピクル(2008年)
- 刃牙道(2014年~2018年)
- バキ道(2018年~連載中)


スピンオフ作品について
本編とは独立した物語として楽しめるスピンオフ作品は、読む順番にこだわる必要がありません。
気になるキャラクターや設定の作品から手に取るとよいでしょう。
スピンオフでは、以下のようなタイトルがあります。
特に花山薫や烈海王が好きな方は、それぞれが主人公となるスピンオフをぜひチェックしてみてください。
時間が無ければ、見なくてもいいシリーズ
バキシリーズの関連作品の中には、本編の進行に直接影響を与えないものや、軽い内容の作品もあります。
時間が限られている場合、以下の作品はスキップしても大丈夫です。
グラップラー刃牙 外伝
全1巻の外伝は、プロレスをテーマにした物語。メインストーリーの流れに直接関係しないため、読まなくても問題ありません。
プロレスファンやサブキャラクターに興味がある方におすすめです。
バキ特別編SAGA
性や恋愛をテーマにした大人向けの内容で、刃牙とその彼女・梢江との関係性を描いています。
本編には影響しないので、優先度は低めです。
ただし、刃牙の新たな一面を知りたい方には興味深い内容かもしれません。
範馬刃牙 10.5巻 外伝ピクル
恐竜を倒す原人・ピクルが現代に復活するまでを描いた短編作品です。
ピクルの過去に興味がない場合は、スキップしても問題ありません。
各シリーズのあらすじと見どころ
ここでは、本編シリーズのあらすじと見どころについて詳しく解説します。
それぞれの魅力を知ることで、より楽しんで読むことができるでしょう。
グラップラー刃牙
刊行期間: 1991年~1999年
巻数: 全42巻
バキシリーズの原点ともいえる作品で、主人公・範馬刃牙の幼年期から描かれています。
地下格闘技場を舞台に、様々な強敵との戦いが繰り広げられます。
見どころ
地下格闘技場の試合シーンはもちろん、刃牙の成長や母親との関係、父・勇次郎との確執など、ドラマ性にも富んだシリーズです。
バキ
刊行期間: 1999年~2005年
巻数: 全31巻
「グラップラー刃牙」の続編で、最凶の死刑囚たちとの戦いを描いた「最凶死刑囚編」が特に有名です。
見どころ
死刑囚たちの個性豊かなキャラクターと、刃牙たちの壮絶な闘いが大きな魅力です。
範馬刃牙
刊行期間: 2006年~2012年
巻数: 全37巻
刃牙シリーズ第3部で、範馬勇次郎との親子喧嘩がついに描かれます。
刃牙の集大成とも言える重要なシリーズです。
見どころ
特に親子喧嘩編では、超人的な戦いの中に父子のドラマも感じられる内容です。
刃牙道
刊行期間: 2014年~2018年
巻数: 全22巻
宮本武蔵が現代に蘇り、刃牙たちと闘うという異色のストーリー。
伝説の剣豪と現代の格闘家たちが交わる夢の対決が展開されます。
見どころ
バキ道
刊行期間: 2018年~連載中
巻数: 既刊15巻(2023年3月時点)
現在も連載中のシリーズで、「相撲」がテーマ。
日本古来の格闘技を取り入れた新たな挑戦が描かれています。
見どころ
【読者目線レビュー】刃牙シリーズを実際に読んでわかった「読む順」と「熱量の違い」
全シリーズ読破した感想:どの順番で読むと熱くなるか?
筆者は『グラップラー刃牙』から『バキ道』まで全巻を読破しましたが、シリーズごとに「熱量」や「テーマ性」が大きく異なると感じました。
シリーズ名 | 印象・テーマ | 読後感 |
---|---|---|
グラップラー刃牙 | 王道格闘&少年漫画の雰囲気 | 成長・友情・勝利で爽快感あり |
バキ(第2部) | 地上最強トーナメント+毒手編 | バトルの濃度が一気に上がる |
範馬刃牙(第3部) | 父との決着/心理戦 | 哲学的、筋肉と精神の融合 |
刃牙道(第4部) | 宮本武蔵vs現代格闘家という実験作 | 世界観が拡張され好みが分かれる |
バキ道(第5部) | 相撲×刃牙という新テーマ | パワーバトル+日本文化の融合 |
読者タイプ別・最初に読むべきおすすめシリーズ
読者タイプ | 最初に読むべきシリーズ | 理由 |
---|---|---|
初心者/格闘マンガ初心者 | 『グラップラー刃牙』 | 成長物語として読みやすく、格闘の基本が学べる |
アニメから入った人 | 『バキ(第2部)』 | アニメと展開がリンクしやすく、テンポも良い |
哲学・深掘り好き | 『範馬刃牙』 | 戦いに思想が混ざる異色のシリーズで考えさせられる |
よくある質問(FAQ)
Q1. アニメはどこまで放送されていますか?
A. Netflix版で『バキ』『範馬刃牙』までアニメ化されています(2025年5月現在)。『刃牙道』『バキ道』は未アニメ化です。
Q2. 外伝や番外編はいつ読むべき?
A. 基本シリーズを押さえた後、興味があれば読むのがおすすめ。時系列に沿う必要はありません。
Q3. どのシリーズが一番面白い?
A. 読者によって異なりますが、王道好きには『グラップラー刃牙』、バトルの熱量を求める人には『バキ』、異色展開を楽しみたい人には『刃牙道』が人気です。
更新情報
※本記事は2025年5月8日時点の刊行・アニメ化状況に基づいています。最新情報は秋田書店またはNetflix公式サイトをご確認ください。
他サイトとの違い・本記事の特長
刃牙シリーズは単なる格闘漫画ではなく、「生き方」や「精神の在り方」にまで迫る深い作品群です。
あなたに合った1冊を、このガイドからぜひ見つけてください。
まとめ
バキシリーズを読む順番は、刊行された順番に沿うことで、物語の流れやキャラクターの成長を存分に楽しむことができます。
また、本編を全て読むのが難しい場合は、外伝や特別編をスキップしても問題ありません。
バキの世界観は壮大で、格闘シーンだけでなくキャラクターの内面や人間関係も魅力の一つです。
しっかりと読む順番を抑え、シリーズの壮大な物語を存分に楽しんでください♪

