イェール大学助教授の成田悠輔さんによる『人生を変えた本3選』の紹介です。
成田悠輔さんの人生を変えた本3選
本でも、どんな作品でも、その人の自我がにじみ出ちゃうものじゃないですか。だから、そこににじみ出てる自我が一体何者なのかっていうのを解読するしか、作品を本当に解読する方法はないんじゃないかなって気はします。
意味の変容
著者 | 出版社 |
森敦 | 筑摩書房 |
哲学なのか、数学なのか、それともそのどちらでもない哲学もどきなのか、みたいなのが混じってる。しかも体系だってないんですよ。でも、それが重要だなと思って・・・。
内容
光学工場、ダム工事現場、印刷所、およそ「哲学」とは程遠い場所で積み重ねられた人生経験。本書は、著者がその経験の中から紡ぎ出した論理を軸に展開した、特異な小説的作品である。幽冥の論理やリアリズム1.25倍論など独自の世界観・文学観から宗教論・数学論まで、著者の創作活動のエッセンスが凝縮された奇跡的な作品。
購入方法
トリオリズム
著者 | 出版社 |
叶恭子 | 小学館 |
自分にとって大事な人との関係っていうのはなんなのかとか、人との関係をどう作りだすべきなのかみたいな人間が社会の中で生きていく上で一番難しい問題に、結構真っ向から取り組んでいるなと思って・・・。これほどすごい自己啓発本は、あまりない!
内容
フランス語で「3P」を意味する「トリオリズム」。その衝撃的なタイトルに象徴されるような「愛と性」にまつわるエピソードの数々。あまりにもストレートな内容が発刊と同時に話題となり、女性を中心に羨望と共感を呼んだ単行本の待望の文庫化。「男はペルシャ絨毯のようです」「富とラブの快感は似ています」「セックスは愛の芸術です」「ペニスには気持ちがある」「ヴァギナはコントロールできる」などなど。数々の名言を生んだタブーなき「ラブ&セツクス」読本。
購入方法
グレープフルーツ・ジュース
著者 | 出版社 |
オノ・ヨーコ | 講談社 |
もはや本なのか本でないのか怪しい。これがきっかけで、ジョン・レノンは『イマジン』という曲を作ったみたいですよ。
内容
この本を燃やしなさい。読みおえたら。──あまりにも衝撃的なオノ・ヨーコの「グレープフルーツ」。東京で、のち英語版として世界で発売されたこの1冊に刺激されて、ジョン・レノンは名曲「イマジン」を生み出しました。その中から言葉をえらんで訳しなおした、33人の写真家との素敵なコラボレーション!!