ほんタメMCのヨビノリたくみさんと齋藤明里さんによる『おすすめのイヤミス(読むと嫌な気持ちになるミステリー)9選』の紹介です。
おすすめのイヤミス9選
なんで人はね、本を読んでイヤな気持ちになりたいんでしょうね?…わかりません。
不思議ですよね…なんでだろうね?
イヤミスっていうのは何かと言いますと、読み終わったあとに嫌な気持ちになるミステリーのことなんですよ。そんな本買う意味ないでしょ?
普通ね、ハッピーになりたいですもんね?
でも、なんかね…イヤミスっていいですよね。今回は、そんなイヤミスを9つ選んできました!
汚れた手をそこで拭かない
著者 | 出版社 |
芦沢央 | 文藝春秋 |
誰にでも起きる、身近な地獄が詰まった短編集!
内容紹介
平穏に夏休みを終えたい小学校教諭、認知症の妻を傷つけたくない夫。元不倫相手を見返したい料理研究家……始まりは、ささやかな秘密。気付かぬうちにじわりじわりと「お金」の魔の手はやってきて、見逃したはずの小さな綻びは、彼ら自身を絡め取り、蝕んでいく。取り扱い注意! 研ぎ澄まされたミステリ5篇からなる、傑作独立短編集。
購入方法
殺戮にいたる病
著者 | 出版社 |
我孫子武丸 | 講談社 |
今まで読んできたミステリーの中でも、トップレベルのグロさ!
内容紹介
永遠の愛をつかみたいと男は願った―。東京の繁華街で次々と猟奇的殺人を重ねるサイコ・キラーが出現した。犯人の名前は、蒲生稔!くり返される凌辱の果ての惨殺。冒頭から身も凍るラストシーンまで恐るべき殺人者の行動と魂の軌跡をたどり、とらえようのない時代の悪夢と闇を鮮烈無比に抉る衝撃のホラー。
購入方法
向日葵の咲かない夏
著者 | 出版社 |
道尾秀介 | 新潮社 |
僕が今まで読んだミステリーの中で、一番好きな作品!
内容紹介
夏休みを迎える終業式の日。先生に頼まれ、欠席した級友の家を訪れた。きい、きい。妙な音が聞こえる。S君は首を吊って死んでいた。だがその衝撃もつかの間、彼の死体は忽然と消えてしまう。一週間後、S君はあるものに姿を変えて現れた。「僕は殺されたんだ」と訴えながら。僕は妹のミカと、彼の無念を晴らすため、事件を追いはじめた。あなたの目の前に広がる、もう一つの夏休み。
購入方法
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この闇と光
著者 | 出版社 |
服部まゆみ | KADOKAWA |
後半から世界がまったく別のものになります!
内容紹介
森の奥に囚われた盲目の王女・レイアは、父王の愛と美しいドレスや花、物語に囲まれて育てられた…はずだった。ある日そのすべてが奪われ、混乱の中で明らかになったのは恐るべき事実でー。今まで信じていた世界そのものが、すべて虚構だったのか?随所に張りめぐらされた緻密な伏線と、予測不可能な本当の真相。幻想と現実が混ざり合い、迎えた衝撃の結末とは!?至上の美を誇るゴシックミステリ!
購入方法
友罪
著者 | 出版社 |
薬丸岳 | 集英社 |
ずっと重いです。自分ならどうするか?という作品。
内容紹介
あなたは“その過去”を知っても友達でいられますか?埼玉の小さな町工場に就職した益田は、同日に入社した鈴木と出会う。無口で陰のある鈴木だったが、同い年の二人は次第に打ち解けてゆく。しかし、あるとき益田は、鈴木が十四年前、連続児童殺傷で日本中を震え上がらせた「黒蛇神事件」の犯人ではないかと疑惑を抱くようになりー。少年犯罪のその後を描いた、著者渾身の長編小説。
購入方法
みんな蛍を殺したかった
著者 | 出版社 |
木爾チレン | 二見書房 |
スクールカーストのイヤな部分が、かなりリアルに描かれている!
内容紹介
京都の底辺高校と呼ばれる女子校に通うオタク女子三人、校内でもスクールカースト底辺の扱いを受けてきた。そんなある日、東京から息を呑むほど美しい少女・蛍が転校してきた。生物部とは名ばかりのオタク部に三人は集まり、それぞれの趣味に没頭していると、蛍が入部希望と現れ「私もね、オタクなの」と告白する。次第に友人として絆を深める四人だったが、ある日、蛍が線路に飛び込んで死んでしまう。真相がわからぬまま、やがて年月が経ち、蛍がのこした悲劇の歪みに絡みとられていくー。少女の心を繊細に描く名手による初のミステリ作品。
購入方法
ポイズンドーター・ホーリーマザー
著者 | 出版社 |
湊かなえ | 光文社 |
人の視点が変わることによって、真実がどんどん変わっていく!
内容紹介
女優の弓香の元に、かつての同級生・理穂から届いた故郷での同窓会の誘い。欠席を表明したのは、今も変わらず抑圧的な母親に会いたくなかったからだ。だが、理穂とメールで連絡を取るうちに思いがけぬ訃報を聞き…。(「ポイズンドーター」)母と娘、姉と妹、友だち、男と女。善意と正しさの掛け違いが、眼前の光景を鮮やかに反転させる。名手のエッセンスが全編に満ちた極上の傑作集!
購入方法
暗黒女子
著者 | 出版社 |
秋吉理香子 | 双葉社 |
マジで後味が悪い!
内容紹介
ある女子高で、最も美しくカリスマ性をもつ女生徒が死んだ。一週間後に集められたのは、女生徒と親しかったはずの文学サークルの仲間たち。ところが、彼女たちによる事件の証言は、思いがけない方向へーー。果たして女生徒の死の真相とは? 全ての予想を裏切る黒い結末まで、一気読み必至の衝撃作!
購入方法
みんな邪魔
著者 | 出版社 |
真梨幸子 | 幻冬舎 |
出てくる人が全員、嫌!
内容紹介
少女漫画『青い瞳のジャンヌ』をこよなく愛する“青い六人会”。噂話と妄想を楽しむ中年女性たちだったが、あるメンバーの失踪を機に正体を露にし始める。飛び交う嘘、姑息な罠、そして起こった惨殺事件ー。辛い現実から目を背け、ヒロインを夢見る彼女たち。その熱狂が加速する時、新たな犠牲者が…。殺人鬼より怖い平凡な女たちの暴走ミステリ。